憲法改正原案を議論する衆院の憲法審査会が24日、現行憲法を各章ごとに検証する作業に着手した. 第1章の天皇制について自民、みんな両党は天皇を「元首」と位置づける改正を主張. 共産、社民両党は改正反対を訴えた. 一方、改憲に両論のある民主党は見解を示さなかった. 自民党は4月に発表した党の改正草案で天皇を「元首」と位置づけている. 中谷元氏は「国家を代表する人として元首と明記すべきだ. 対外的にも必要」と指摘. 国事行為に定めのない被災地の視察や式典への出席など「公的行為」の位置づけや、現在は法律で定めている国旗国歌についても憲法で定め、尊重規定を新設するよう主張した. みんなの党も、4月にまとめた憲法改正の考え方で、元首と国旗国歌の明記を主張した. 柿沢未途氏は「国家元首が誰か、あいまいなのは対外的にも問題」と述べた. ただ、野田政権が女性宮家の創設を視野に皇室典範改正を検討していることに関連し、皇位継承については中谷氏が「現行憲法のままでいい」、柿沢氏も「慎重な議論が必要」と、現行制度の維持を求めた.

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